経営上の課題を設定する

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どんな事業でも必ず問題が発生します。

経営上発生しやすい問題には、売上高や利益の低下の問題、人の採用や能力の問題、人の組織的な管理の問題、生産的・効率的でない業務の問題、営業力が不足している問題、ITが全く活用できていない問題などがあります。

しかし、なんとなく問題があることわかっても、そのまま何年も放置してしまうことがあります。
この要因として、ぼんやりと問題が見えても明確化せず、明確化しても理想とする状態の定義や、課題まで落とし込んでいないことがあります。

経営上に起こった問題の解決には、以下のようなステップを取るのが望ましいです。

 

①経営上の問題の明確化

問題の洗い出しには、単なる箇条書きではなく、フレームワークを活用して論理的かつモレなく考えていくことが効率的です。
フレームワークには、内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)を分析する「SWOT分析」や、外部環境を政治・経済・社会・技術で分析する「PEST分析」、顧客・競合・自社を分析する3C分析、ヒト・モノ・カネ・情報などの「経営資源」などがあり、これらを切り口にとして、多面的に問題を明確化していきます。

②理想とする状態・あるべき姿の定義

あらかた問題を明確化したら、今度は、自社の理想とする状態である「あるべき姿」を考えていきます。
自社の理想とする姿・あるべき姿は、単に個々の問題の解決ではなく、経営者の想いや考えなどの経営理念、売上目標などの経営目標・事業目標などのように定性的・定量的な観点を踏まえて、理想と合理性を判断しながら、中長期的に考えていく必要があります。

③ギャップを解消するため、課題に落とし込む

問題とあるべき姿の間には、ギャップが生じています。
例えば、現在の売上高が500万円で、理想とする売上高が1000万円なら、500万円のギャップが生じていることになります。売上高を500万円を向上させる方向性を考えていくのが課題です。この課題としては、営業力の向上による客数の向上や、商品力を向上による客単価をアップなどが考えられます。
経営課題を表すのには、1~2行ぐらいで記述内容でよく、あまり詳細な対応策のまで設定する必要はありません。
詳細な戦略や戦術については、これ以降のフェーズで行っていきます。

これ以降のフェーズには、「成長戦略」→「競争戦略」→オペレーティング戦略などがあります。

 

(中小企業診断士 布能弘一)

 

 

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