起業前の勘違い?

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こんにちは、中小企業診断士の布能です。

最近、「はじめの一歩を踏み出そう」という有名なビジネス書籍を読み直しています。

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

この書籍には、とても印象的な内容が多いですが、特に印象的な内容の1つに『企業家の神話』というものがあります。その内容として、経営コンサルタントの著者(Michael E. Gerber氏)の経験から、起業家の失敗の原因として、以下のことが書かれています。

私に相談してくる経営者は、起業直後には、素晴らしいビジョンや情熱を持っていたが、私に依頼をする頃には、そのような素晴らしさが消え去っている。時間がたつにつれて、挑戦を続ける人たちは少数派となり、ほとんどの人が岩肌にしがみつくのに精一杯というありさまになっている。高い理想を抱えていた頃の起業精神はどこに行ったのだろうか?
この答えは簡単で、「彼らの中には企業家精神が宿ていたのは、ほんの一瞬だった」のである。

※内容はブログ著者が抜粋・加工しています。

起業家熱に取りつかれる前に、「何のためにこの仕事をやっているのだろう?どうしてあんな上司のために働いているのだろう?この事業のことなら上司に負けないぐらい知っているさ。自分がこの会社を支えている。自分は何といってもこの道のプロなんだから」と考える。普段はこんな考えは、すぐに忘れてしまうのだが、不意に熱を冷ませない状態になる瞬間がある。そして起業へと突き進むことになる。

※内容はブログ著者が抜粋・加工しています。

誰もが必ず陥るワナとして、
事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている
という致命的な仮説を持っている。

※内容はブログ著者が抜粋・加工しています。

 

耳が痛いと感じる話ですね。

著者のMichael E. Gerber氏の国は、ゴールドラッシュ時代の精神を受け継いでいるためか、アメリカン・ドリームといった、華やかな成功者への憧れが強く、それゆえか起業が活発な国です。逆に、我が国の日本は、安定志向が強い国で、世界的にも起業家が少ない国として知られています。もちろん、法規制や安定を望む周りの人々の思惑などの違いもありますが…。
そんな日本でさえ、起業家の多くは、成功した人をまぶしく見たり、技術力に強い自信を持っているように思えます。
なお、私が話したことのある創業家は、多くの方が事業の悩みを抱えているものの、技術力には大変自信を持っていると感じます。もちろん企業の強みとして、技術力は非常に重要な要素です。しかし、実際に事業を始めてみると技術力や生産力だけではやっていけません。営業活動や、会計処理、資金繰り、店舗管理、人事管理、更には経営ビジョンや事業計画など、様々なことを同時にこなしていかなければなりません。

本書の内容に直接つながる訳ではありませんが、昔、マクドナルドの成功の要因として、商品力ではなくシステムで成功したという話を聞いたことがあります。※ちなみにこの記事は、マクドナルドで書いています。

起業をする前に一度は考えたかった内容であり、今後も忘れてはいけないと感じる内容ですね。

 

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