ビジネスフェアでの経営相談員の体験

先日、ひがしんビジネスフェア2017(以下、フェア)の東京都中小企業診断士協会城東部部のブースで、経営相談員を担当してきました。
城東支部では、このフェアに毎年ブースを出店していますが、私としては初めての体験でした。

出展者は、飲食メーカー、製造業、建設業、サービス業、行政、諸団体とさまざまでしたが、最も活況だったのは、東京だけでなく地方から出店している飲食メーカーでした。
参加者も、私服での夫婦連れや友達連れの一般消費者や、ビジネスライクのサラリーマンっぽい人で大半を占めていました。

こういった参加者の構成だと、誰が経営者か外見からは解らりづらく、チラシを配るのは難航しました。
また、中小企業診断士は業務範囲が広く、税理士とか弁護士と比べると圧倒的に認知度が低く、数秒でどんなことをやっているか、説明付きでチラシを配るのも難しいです。
短い間のPR方法として、15~30秒でビジネスプレゼンをするエレベーターピッチというのもありますが、「ターゲット不明」「数秒」「業務概要を短く説明しづらい」というのは、かなりハードルが高いですねぇ~。
とはいえ、支部のブース出店の主目的は、診断士の知名度向上だと思うので、そこまで切羽詰まったPRもしてはいないのですが…。
ちなみにチラシをみて、少しでも気を引いてくれた経営者さんは、立派な服を着ているという人は多くなく、私服の大人の方が多かった印象です。

それはさておき、経営相談です。
普段、何らかの相談をさせていただく際には、創業地や、業種、相談事など、最低限の情報は事前確認できることがほとんどです。
相手先に行った際には、財務諸表や企業概要が分かる資料なども提供してもらい、ヒアリングをします。
しかし今回は、その場で集客し、企業概要や相談事を聞き出し、提案をするというアドリブ性が高く、集客もさることながら計相談自体もハードルが高かったです。
おかしな提案はしなかったと思いますが…。

とはいえ、なかなかに貴重な体験でした。
また、機会があればやりたいですねぇ~。

(中小企業診断士 布能弘一)

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