見込客と魚釣り
よくある話ですが、経営者などに顧客拡大について話を聞くと、新規の問合せを受ける際に、HPなどを作って待つという戦術を取る方がいます。
これ自体は否定しないのですが、偶然を期待しすぎるのも問題だなと思うこともあります。
私は、このケースになると釣り理論で考えます。
- まずいくつもある釣り場を探し、検討する(市場、需要、業界情報、地域情報などを見定める)
- 実際の釣り場に足を運び、釣り場の関係者に話を聞く。(潜在・顕在ニーズを確認する)
- 足を運んだ釣り場の中でもよく釣れそうなポイントを見つける。(自社の製品サービスと市場顧客が一致ポイントを改めて探る)
- 魚の居心地の良い状態を作る(SNS、ブログコメント、展示会など通じて見込客に要望を聞いたり、何度か話をして関係性を深める)
- 撒き餌を撒く(PRする、一歩先の提案する、試作品を提供する、期間無料サービスを提供する)
- 魚の引きがあるか、多いか確認する(問合せと製品サービスの状況を数値などで確認)
- 目標と比べて釣果が乏しい場合は、どこに問題があるのか考え、前の段階に戻って再度実施する。
成果が出ないときは、1〜5が抜けている場合が多いと感じます。
成果が出るまでには時間がかかるけど、運に頼るよりは現実的かなと考えています。
運を頼るのではなく、自ら運を引き寄せましょう。