創業塾で資金調達などの講師をさせて頂きました

遅れましたが、ご報告です。

去る2018年5月26日に、葛飾区中央図書館で開催された葛飾区創業塾の第4回「資金調達」について、講師をさせて頂きました。
この事業は、葛飾区が主催する区内の創業者を支援する創業塾で、全5回のシリーズで行われています。
この創業塾は、東京都中小企業診断士協会 城東支部の創業者のためになりたいと考える有志が集まり、講師や事務局を務めています。
私も昨年度からお手伝いさせていただいています。

2018年度は、以下のスケジュールになっています。

  • 5月中旬~ 葛飾区中央図書館 【終了】
  • 6月下旬~ 葛飾区新小岩創業支援施設 【開催中(7/22時点)】
  • 9月初旬~ 葛飾区立石図書館(女性向け) 【応募前(7/22時点)】

 

今回、私が担当した「資金調達」は、インプット型の講義の最後にあたる回で、資金などお金の計画を作成するために必要な知識をお伝えする回でした。

創業する方の多くは、経理などお金に関係する部署にいた経験者ではありません。
そして、自己資金、借入金、補助金、売上、原価、経費、~利益、税金、生活資金、事業資金、運転資金・設備資金など身近でない言葉が飛び交い、これらを意識しながらも数値として考えなければなりません。
こういったことから、創業塾の講義のなかでも理解され難い講義の一つです。

 

創業後や事業承継後に経営者になった後も「お金に苦手意識を持っている」という方は多いです。
売上や利益の話は大好きという経営者もいますが、計画や管理で好きだという経営者は、非常にまれだと感じます。

しかし、店舗を開く、従業員を雇うなどで、手元資金だけでは創業が難しい業種も多くあります。
また、数年後に成長段階となり、もしくは危険な段階になり、お金を必要とする事業者も多いです。
そして、多くの場合、お金についての意思決定ができるのは経営者唯一人です。
創業後の日々の会計処理は、経理担当や税理士さんにお任せできますが、これらの方の基本的な業務内容は管理であり、投資の意思決定ではありません。
経営者には、やること、考えること、決断することが多く、苦手なお金には触りたくないと思いがちですが、お金の意思決定ができるのは経営者だけです。

理解が難しいとは思いますが、私のこれまでの経験・知識を踏まえ、色々とお話させていただきました。
この講義を受けた方々が、今後のお金に関する悩みを一つでも解決するキッカケとなっていただければ幸いです。

(中小企業診断士 布能弘一)

 

 

■葛飾区創業塾のFacebookページでの開催報告

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