イノベーター理論についてなんとなく考える
少し前に、スマートウォッチを買ったのですが、ふと「アーリーアダプター、リードユーザー」といった言葉を思い出したので、今回は、このテーマをブログにしてみました。
イノベーター理論
イノベーター理論とは、「革新的な(イノベーション性の高い)商品・サービスが登場した後のユーザーの分類方法の一つ」的な理論です。
- イノベーター(革新者)
新しいものを積極的に購入する人。 - アーリーアダプター(初期採用者)、オピニオンリーダー
流行に敏感な人。アーリーマジョリティ以降の消費者に大きな影響力を与えるといわれる。 - アーリーマジョリティ(初期追随者)
慎重ながらも早い段階で、新しい商品・サービスを取り入れる人。 - レイトマジョリティ(後期追随者)、フォロワーズ
大多数の人が導入し始めたのを見てから取り入れる人。 - ラガード(遅滞者)
最も保守的な人。
この分類には、どれが正解という基準はありません。また、同じ人でも関心度の高さによりタイプが変わることがあります。
上記を、別の側面として価格面で見ると、「イノベーターやアーリーアダプターは、商品・サービスの価格に関する意識が薄く、レイトマジョリティやラガードは、価格に関する意識が強い」とも言われます。イノベーションを起こした企業にとっては、イノベーターやアーリーアダプターは高額でも購入してくれるため、商品が普及するまでの高い費用を賄って利益に繋げてくれる人達ともいえます。とてもありがたい存在ですね。
また、イノベーションを起こした企業の視点では、イノベーターからラガードへと主役となるユーザーが移行する時期と比例して、一般的な認知度が高まり商品・サービスの市場規模が拡大する一方で、価格競争などが激化し、収益面で苦しい状況に追われていきます。
私自身は、アーリーマジョリティ~レイトマジョリティになることが多いです。
理由は、パッと思いつくだけで、「商品・サービスなどの品質などに関する情報量の多さにより誤った判断をしにくくなる」、「自分自身が初めて導入するときに低価格品による検証ができるなどリスクが低くみつもれる」「品切れが少なく短納期で購入できる」など、QCDのバランスが良いからですね。
とまぁ、イノベーション理論を思い出したので、記載してみました。
ちなみに、この記事を書こうと考えるきっかけとなったスマートウォッチは、現時点だとアーリーマジョリティあたりなのだろうかと考えています。
(中小企業診断士 布能弘一)