事業が軌道にのらないときの差別化と同質化の使い分け

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久々の更新です。

ここ数年、いろいろなところで経営相談をさせていただいています。

相談では、まだ事業が軌道にのらない経営者の相談を受けることもあります。
その際に多くある相談は、お客さんの捕まえ方、もっと言えば、どう自社をPRするか教えて欲しいということです。
お客さんのヒアリングから色々な提案をしますが、そのうちの一つに「競合調査をして真似てみれば?」と話すことがあります。

自分で分からないなら、競合会社のやっていることを調べ、自社に有益になりそうなことは、同じことをやってみましょう(=同質化戦略)、という話です。
この話は盲点らしく、大抵の相談者はメモに取っていきます。

少し考えると、同業者のやっていることを真似するという、ごく当たり前のことです。
ただ起業の勉強をすると盲点になることがあるかもしれません。
たとえば創業塾などでは、競争相手手が出しずらいニッチー分野、競争相手と違う道である差別化、競争相手よりも特定分野に特化した集中戦略など、競合と違うことをやろう、と話すことが多いです。
この考え方は、自社の特色を出す点では概ね正しいですが、自社は軌道にのらないときは、競合がうまくいっていると思われる点を調べ、真似をするのも選択肢のひとつです。

著作権など知的財産権にかかわる部分は真似してはダメですが、メニュー体系、販売方法、広告宣伝、イベント案内、ブログ・SNSなどの活用方法などは、よほど個性的なもの、特徴的なもの、特殊なものでなければ真似しても法に触れることは少ないはずです。
競合も、うまくいくまで試行錯誤しているので、いまでもHP、チラシ、新聞折込などでPRしていることは、うまくいった具体策が多いはずです。

最終的には、自社のやり方になっていくのですが、事業が軌道にのるまでは「自社の特徴・個性・強み(差別化・集中)を大切にしつつも、自社の苦手な部分は競合相手の真似(同質化)していく」という方法も試してはいかがでしょうか?

 

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