中小企業診断士二次試験について考える(その2)

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こんにちは、中小企業診断士の布能です。

あと2週間足らずで、今年度の中小企業診断士の二次試験の試験日となります。
二次試験に苦しんだ私としては、色々と思い入れがある試験です。
このため二次試験が終了するまでの間、二次試験絡みの投稿が多くなると思います。

今回は、私を長年苦しめることになってしまった「悪夢の言葉」をご紹介します。

悪夢の言葉:多年度生は伸びしろが少ないが、初挑戦者は収穫逓増で伸びる

これは、二次試験に初挑戦した年に聞いた言葉です。
初挑戦者に向けたエールであり、この時点では間違っていませんでした。

しかし、このエールが悪夢となったのは、多年度生になったときです。
このエールを誤解して、「自分は初挑戦者より有利なところにいる」という思い込みに変わり、「油断」「慢心」となってしまいました。
この結果、直前期は勉強に熱のこもらない日々が続きました。

合格年度、この悪夢の言葉を払拭するアドバイスをいただけました。

  • 残り2週間は半端なく伸びる。何年受験を繰り返してきた受験生でも半端なく伸びる。
  • 模試の成績に慢心しない

前回の記事の「①これまでの勉強内容を信じ、②油断も慢心せず、③諦めず、④地道に勉強を続ける。」のうち②~④は、このアドバイスをもとに、残り2週間の勉強スタイルを書かせて頂きました。

私自身は2ヵ月前から、このアドバイスを心に留めて勉強を続けましたが、直前期は、本当に、本当に~、本当に~~っ、伸びる時期でした。

悪夢の言葉:本番対応力を身に着ける

色々な方から何度も聞いた言葉です。

しかし、私は誤解して受け止めた結果、悪夢の言葉に変わってしまいました。
それは、「本試験は毎年変化する、だから本番では普段の勉強通りではなく、臨機応変に、問題に沿って解く心構えが必要である」という誤解です。
間違っていませんが、普段の勉強したことを発揮せず、本番だけの特別対応をしてしまうのであれば、何のための勉強でしょうか?

合格年度、この悪夢の言葉を改めるアドバイスをいただけました。

  • 本試験対応とは、これまで勉強してきたこと信じて、勉強したことを置いてくることだ。

前回の記事の「①これまでの勉強内容を信じ、②油断も慢心せず、③諦めず、④地道に勉強を続ける。」のうち①は、このアドバイスをもとに、残り2週間の勉強スタイルを書かせて頂きました。

これは得点開示後に判明したのですが、本試験で「勉強したことを置いてくる」ことに集中できた事例は、自分の期待以上に良い得点を確保できました。
一方で別のことに気を取られ、「勉強したことを置いてくる」ことができなかった事例は、自分の期待したほど得点が伸びませんでした。

 

 

どちらも苦い経験でしたが、二次試験を受験する方にとって、なんらかの役立っていただけるなら幸いです。

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